INTERVIEW


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ミズじゅんこMs. Junko

お水しか出さないCafé&BAR「じゅんこ💋」を経営するオネェ系ライバー。IRIAMでの開店は2020年10月。唯一無二のチャーミングなキャラクターと愛情深い接客が人を呼び、その口コミがまた新たなお客さまを呼ぶ繁盛店。

ちまたで話題の「オネエ男子」。物腰がやわらかく、繊細な感覚と鋭い観察力で周囲を気遣える。そして何より性別を超えたキュートな魅力で、相手の心をまたたく間にわしづかみにしてしまう。
IRIAMにも伝説のオネェがいる。水しか出さないBar「じゅんこ💋」のオーナー・ミズじゅんこ。アルコール分が0%なら、得意の雑談で心のモヤモヤまでゼロにリセットしてくれると評判の名物ママに突撃取材します。

キャラが自由に生きる世界
ここでなら、やっていける

―開店前のお忙しいところ、お時間をいただきありがとうございます! きょうは看板ママ・じゅんこさんの人生とそれを支えるilluminaryを伺ってまいります。

どぉも~、こちらこそよろしくねぇ~💕けど普段はアタシ、聞く側でしょ? 自分のこと話すって恥ずかしいのよぉ。しかも「イルミナリー」って、アタシなんかでいいのかしら?
どうぞお手柔らかにね。お願いよぉ~。

―はい♪ でははじめに出店準備期間のお話を伺えますか?

2020年の秋ってね、コロナが猛威を振るってた時期なのよ。アタシの中の人は声優やってんだけど、もうスタジオが使えなくて収録がなくなるとか、ほとんど活動できなくってね。

アタシはアタシでどこかにお店出せる場所ないかしらって、YouTubeとかいろんな繁華街を見て回ってたの。でもどこも出店にはいろいろ機材をそろえなきゃじゃない? アタシそういうの、うといのよ。そしたらさ、IRIAMならスマホ一つで始められるっていうじゃない?「これだわ~~~っ💕」って飛びついたのよ。

あとIRIAMってすごくキャラクターの世界観を大事にするじゃない? ライバーのみなさんがそれぞれのキャラクターとして生き生きと過ごしてんじゃない? ねぇ。ここなら「お水しか出さない」ってやり方がマッチングすると思ったし、イラストレーターさんが丹精込めてアタシのこと描いてくださってね。

あとオネェの人って会いたくてもなかなか出会えないじゃない? オネェのいるお店に行きたくっても一人ではちょっと行きづらいじゃない。だったらさ、お水しか出さない、誰でも気軽に行けるオネェの店があったらきっと楽しいわよねってことで始めたのよ。

見えない壁を超え、
誰もが集える心のオアシス

―確かにBarって一人で、しかも初見だと入りづらいですね。オネェならではの気安さや温かさもあるけれど、ママのお店はいわゆるBarのイメージとは違って昼間からドア全開な明るい雰囲気で、気軽に入れそう。

そう言っていただけるとうれしいわ~💕 どんな店でもドアを開ける勇気って必要じゃない? もちろん「お水だけ」っていう安心感もあるけれど、IRIAMってお客さまもスマホ一つあれば自由に来られるじゃない? 自由な時間が少ないママさんとか、体調が悪くて出歩けない方、年齢やお住まいのエリアを問わず、全世界どこからでも訪ねてこられるじゃない。それってステキなことよね。

もちろんオネェだってことも大きいと思うわよ。アタシがこんな姿になったのはね.....ちょっとこれはあんまりしゃべってないお話なんだけど......アタシの中の人がね、声優やる前に舞台でお芝居やってたのよ。それで昔からな~んかわかんないけど、ちょこちょこオネェの役をもらってたのよ。しかも不思議なことに、人生のターニングポイントとなるタイミングで必ずオネェを演じてんのよね。それで何度もやってるうちに役や体にしみこんできちゃった、な~んて言ってたわよ。
どこかおせっかいで、やたらテンション高く一人騒いじゃう。けど愛らしくってニクめない。あの感じね(笑)。

だから演じるっていうか、アタシの半分はやっぱり中の人・じゅんぺいなのよ。もう同化しちゃってんのよね。やればやるほど、どんどんどんどん重なっていくの。でも思えばそれこそがIRIAMライバーのあり方だって話なのかもしれないわねぇ。決して別人ではない、自分の中にいる〝あなたらしいキャラ〟ってね。

相手を知り、感謝する。
配信はお客さまとの対話

―とても貴重なお話をありがとうございます。「半身」のお話、とても胸にしみました。
続いて開店時のお話を。経験豊富なじゅんこママですし、初日から大繁盛だったのでは?

アタシの場合、枠はお店だからさ。開店前に街なかのいろんなお店に顔を出して、いついつオープンしますってあいさつ回りしたのよ。当時はまだ「枠回り」っていう文化がなくってね。たぶん、アタシが初めてだったんじゃないかしらねぇ。
あと、アタシがオネェだっていう珍しさもあって、ライバーのみなさんも面白がって受け入れてくださってね。開店前に100人くらいはフォローしてくださったの。

それでも開店初日はめちゃくちゃ緊張したわよぉ~。みなさん来てくれるのかしら~なんてね。
それに、演じてるっていっても、舞台とは演じる〝筋肉〟が違うわけよ。台本もないし、2時間以上も演じ続けるなんてやったことなかったから。もうドッキドキよぉ。

けど開店時間になった途端、どぅわぁぁぁーーーーーーってすごい勢いで来てくださってね。あらぁぁぁーーーーーなんて喜びながら、コメントをさばいて、さばいて。ほんとありがたいわよね。

とはいえ、コメントさばくだけで終わっちゃうのもつまんないじゃない。立ち絵も2枚しかないし、Live2Dもやってない。読んで終わりだったら別にアタシがいなくたっていいわけじゃない? なのに実際はコメント読むのに手一杯で、ろくにお水も出せやしないバタバタ状態だったわよ。

それとね、枠回りの流儀として当然なんだけど、アタシあいさつ回りとしてライバーさんにはお知らせできてたものの、リスナーさん宛にはまるで情報が届いてないわけよ。ライバーのみなさんって自枠の時間になると帰っちゃうでしょ? だから1時間も経つとぱったり落ち着いちゃったのよ。これって初心者ライバーあるあるかもね。

で、これは何とかしなきゃだわ!って。ライバーさんだけじゃなく、メインのお客さまとなるリスナーさんたちにどうしたら楽しんでもらえるか、居心地よく過ごしてもらえるかを考えなきゃってね。

―なるほど。それでお客さまにはどのようなアプローチを?

IRIAMっていろんなライバーさんがいて、たくさん企画をやってるじゃない? けどアタシは徹底して雑談というか、対話が大事なのよ。お店だからね。
お店のカウンターで「きょうは何があったの?」「それは大変だったわね。ぜんぶ吐き出して、美味しいお水飲んで、嫌なこと流しちゃいなさいよ」って、要はそれだけなのよ。そこでどれだけお客さまをひきつけられるかってこと。

あとはこれも実店舗としては当たり前のことなんだけれど、来ていただいたお客さまにはきちんとお礼のお手紙を送るようしたわね。IRIAMはVの世界だからそれをTwitter上でやってるってだけ。

でもそのおかげで、メンションを起点にいろいろたどっていくと、そのお客さまがどういう方で、どんなお仕事されてるかってことがなんとな~くわかるじゃない。自然と〝お顔〟として頭の中に残るらしくってね。より親しみやすくなってすごく喜んでくれる。それか、ネトストか! なんてツッコまれたりするから、やりすぎには気をつけてね(笑)。


―対話とおっしゃる意味がわかります。Vの世界にあって、とても人情的というか血の通ったやりとりですね。Barカウンターの温かい雰囲気が伝わってきます。

カウンターに限らず、うちの枠はほんとお店なのよ。アタシがはしゃいでるのを遠くの席からニヤニヤしながら見てる人がいれば、隣の席のお客さま同士で仲良くなったり、メンション経由で互いに興味を持って交流したりね。アタシの知らないところでいろんなコミュケーションが生まれてることも多いのよ。

そうそう、最近すごくうれしいことがあったの。子どものころからの夢でモデルになりたいって子がいてね。けどご両親に反対されて、どうすればいいか困ってるって相談を受けてたの。そしたら、うちの店にたまたまその筋にくわしいお客さまがいらしてね。おつなぎしたらその子、なんと夢が叶ってモデルデビューできちゃったのよ! ほかにもイラストレーターさんが新しいお仕事を見つけられたとかね。そういうステキな瞬間に立ち会えるって、ねぇ。もう感動しちゃうわよぉ~💕

でもさ、これも実店舗と同じようにお客さま同士のいざこざがあったり、アタシの何気ないひと言で傷ついちゃったりする人なんかもいてね。お店を長く続けてるとさ、来てくださる方も多ければ去っていく方もいらっしゃるのよ。それですごく悩んじゃった時期があってね。
お客さまが楽しめてなかったり、居心地がよくなかったりするのにお店やってる意味なんてないじゃないって。半年間くらいずっと悩んでたかしら。アタシ自身が暗い気持ちでいて、まともなおもてなしができるわけない。これじゃダメだって思って、とうとう休業宣言までしちゃったの。

そしたらさ、びっくりするほどたっくさんのお客さまから「ママやめないで!」「ママ、消えちゃわないで」って声が届いてね。みなさん、それはもう強く引き留めてくださったのよ。
それで気づかされたの。アタシ、何のためにお店やってんだっけ? って初心に返ることができたの。来たいと思ってくれるお客さまのためにやってるんでしょって。みんながいつでも帰ってこられる場所をつくんなきゃでしょって。何より、それを信じて続けることが大事なんだってね。

あとね、中の人が言ってたんだけど、声優の仕事は直接ファンの方と接する機会ってごくごくわずかなのよね。でもIRIAMは違う。「ありがとう」って直接言ってもらえる。シンプルなことなのよ。でも「じゅんこ姐さんがいるから、きょうも頑張れる」って言葉、これがほんっっっとにうれっしいの~~💕 

それでね、自分の活動を見つめなおすきっかけにもなったって。そのひと言がこんなに支えになるものなんだって。だからアタシはお客さまが求めてくれるかぎり、ずっとお店を続けたいなって思ってる。

毎日がお祭り騒ぎ!
皆が開放的になれる店

―改めて、ママやじゅんぺいさんの想いやお店を運営するうえでのこだわりがしみじみ伝わってきました。

ほんとにね、お店なんて来てくれる方のおかげだから。
これも嬉しいことにね、うちの店って口コミがきっかけで来てくださる方が多いのよぉ。お客さまからのお誘いやライバーさん経由のご紹介とか、ご縁がご縁をつないでくれて。

あと有名・無名とか、地位や役職、境遇みたいなもの、そんなのま~ったく関係なしに、うちの店ではお客さまはみんな日常から解放されて、おもいきり楽しんじゃうの。もう毎日がハロウィ~ン💕って感じよぉ。

そうそう、お祭り騒ぎっていえば「オリソン! IRIAM MUSIC」ね。あれはほんとよかったわよぉ~~💕💕 アタシ、毎日お店に立ってお水出さなきゃだから、なかなかイベントに出られないのよ。

そんななかアタシがイベントに出る基準っていったら、世界各地どこに住まわれている方でも前のめりになって一緒に盛り上がれるってことなの。ほら、駅の広告とかってすごく魅力的だけど、直接見られる人ってなると限られちゃうじゃない? その点、オリソンならスマホがあれば誰でも聴けちゃう。すべての人に届けたいって思うの。アタシがBarのカウンターで歌っててさ、それをお客さまが聴きながら、思い思いに手拍子や合いの手を入れつつ一緒に盛り上がれるわけじゃない?

実際、そんな曲になるようアタシも一生懸命考えて全力で臨んだし、それはそれはものすごい人たちがものすっごい大人の力を駆使して制作してくださったの(笑)。
みなさん、ぜひぜひ聴いてみてちょうだいねぇ~~~💕

「上」に上がりたい時にこそ
「横」を見てほしい

―お客さまもきっとタンバリン片手にリリース日を待ち望んでらっしゃることかと。楽しみですね。
そんな山あり谷ありの日々を重ねてこられたじゅんこさんから、悩めるライバーさんやこれからライバーをめざす人たちに向けて、何か温かい言葉をいただけますか?

そうね、温かくはないのだけれど......みなさん「上」を見上げすぎじゃないかしらってね。イベントで入賞するとか、一つ上のランクに上がりたいとかさ。目標があるのはすごくステキだし、大事なことだと思うのよ? けどね、そういう時にこそ「横」を見てほしいの。自分を支えてくれるリスナーさんたちの存在をつい忘れちゃって、上に行くことだけに必死になってちゃダメよって。それだとリスナーさんたちは「あれ、アタシのことなんて見えてないのね」ってきっと寂しくなっちゃうから。
上にはみんなで行きましょうよ。みんなが一緒にいてくれるから、一人じゃできなことができる。たとえ一段ずつでも階段を上っていけることが楽しいの。その繰り返しで、配信そのものをすごくすごく楽しみながら続けていけるんじゃないかしらって思うのよ。

もちろんアンチの人だっているし、ヘコんじゃうことだって多いわよね。でもそんなときもアタシのように一度原点に立ち返って、何のために配信してるのかを見直せば、隣にいてくれるお客さまの心強い存在に気づけるから。

―アンチといえば、じゅんこさんのアンチネーム「#滅ぼせじゅんこ」は愛あるいじりツイートばかりで、見ていてほっこりしますね。ステキなコミュニケーションだなって。居心地よい和気あいあいとしたお店の雰囲気が伝わってきます。
最後に、じゅんこさんの目標を教えてください。

中の人と一緒に、実店舗が出せればなって思ってる。もちろん、ただの目標よ? 実際には店舗経営の経験もノウハウもないんだからさ。でも「じゅんこ💋」みたいな場所をリアルでつくりたいわよね。

あら、もちろんIRIAMの配信はそこからやるわよ! そりゃそうよアナタ、どこにいてもみなさんが気軽に来られるIRIAM店は閉めないわよ。やだもうちょっと大丈夫よぉ~~💕

―すみません、あせって取り乱しちゃいました(笑)。
継続宣言にほっとしつつ、きょうはじゅんこママの魅力にお水で心地よく酔わせていただきました。まだまだミステリアスな部分が多いですが、みなさん、続きはぜひお店で直接おたずねくださいね!

あ~ら、オネェなんてある程度謎めいてるほうがいいのよぉ。神秘のヴェールがなくなっちゃったら終わりよぉ。その辺はおいおい、ね💕 聞きたい人はお店にいらっしゃいな。美味しいお水を用意して待ってるわ!💋💋

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